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タイム・カプセルトーク2010

今日、11月23日は福知山マラソンです。
多くのラン友が参加していますが、私は見合わせました。
去年までは毎年参加していたのですが、この数年のランニングブームで
去年はレースが終わって駐車場から車を出すまで4時間以上かかり
帰宅出来たときには午後9時近くになっていました。
レースよりも帰宅することでヘトヘトになってしまいました。
そういうわけで今年は参加しなかったのですが、(言い訳です)
そのかわり高校生の娘と毎日新聞社、パナソニック株式会社主催の
タイム・カプセルEXPO’70 40周年記念事業「タイム・カプセルトーク2010」
に参加してきました。
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プログラムは
13:00〜 ビデオ上映
      「5000年に挑むタイム・カプセルEXPO’70」

13:35〜 特別講演
      「はやぶさの奇跡的帰還と玉手箱」
  川口淳一郎氏 (はやぶさプロジェクト・マネージャー
                              宇宙航空研究開発機構 教授)
14:40〜
      「タイム・カプセルトーク2010」
      コーディネーター : 元村有希子(毎日新聞東京本社科学環境部副部長)
                   川口淳一郎氏  
                   吉田憲司氏(国立民族学博物館教授)
                   大村卓一氏(元松下テクノリサーチ取締役)
                   八木亜夫氏(毎日新聞客員編集委員)
と、いうものでした。
タイム・カプセルトーク2010_d0075225_2230591.jpg



最初のビデオ上映は40年前に制作さてた物で30分ほど上映されました。
古いビデオなので所々視にくいところもあったのですが、当時の目線なので
なかなか面白かったです。

その後、今年話題になった小惑星探査船「はやぶさ」のプロジェクト・マネージャー
の川口淳一郎先生による特別講演が60分ありました。
「はやぷさプロジェクト」の立ち上げの苦労話しやNASAとの共同研究、NASAに
出し抜かれた話や「はやぶさ」が遭難した時の苦労話等々大変興味深い講演でした。

10分の休憩のあと各先生方によるタイム・カプセルトークが始まりました。
川口先生は「はやぶさプロジェクト」から見たタイムカプセルの話を吉田先生は
民族学から国際タイムカプセル学会(会員5名)に入会したお話を、大村先生は
分析学から2000年に一度開封されたタイムカプセルの検証の責任者としての
お話しを八木先生はジャーナリストとして当時のタイムカプセルプロジェクトに
参加したときの話をされていました。
80分の時間があっという間に過ぎ去ったような気がしました。

1970年に大阪で開催されて万博の時にタイム・カプセルEXPO’70が企画され
5000年後の6970年まで埋蔵するという雄大な計画でした。
タイム・カプセルは2基が大阪城の敷地内に埋蔵されました。
1基は5000年間一切開封されない予定で、もう1基は30年後の2000年に
一度開封してその後は100年に1度確認のために開封する予定だそうです。
だから10年前に1度開封されたのですが、その時にはまったく異常なかった
そうです。
次の開封は2100年なのであと90年後です。
果たして立ち会えるのでしょうか?
無理無理・・・。(笑)

一緒に参加した高校生の娘には退屈かなあと心配していたのですが
とても有意義で面白かったと言っていたのでひと安心です。
何とか娘に長生きしてもらって90年後(108歳)に次のタイム・カプセルの
開封に立ち会ってもらいたいものですね。
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by szsato | 2010-11-23 22:28 | ブログ
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