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悪夢の丹後

丹後100キロマラソンが終って1週間が経ちました。
まったく練習していないので完走できない事は当たり前なので
それはそれでしかたがないのですが、その終り方があまりにも情けなかったです。

9月18日午前4時にスタート会場のアミティ京丹後に行きました。
そしてなるべく後ろの方に並ぼうとしていると東京からこられた走友の
Sさんと再会しました。
Sさんとは一昨年の四万十川のゴールで声を掛けていただいて、その後今年の
萩往還でも40キロ地点の西寺まで一緒に走って頂きました。
私と違ってここでの自己新を狙っているらしく月間400キロ以上走り込んで
おられて気合いが入っていました。
(実際に自己新を達成されました)
悪夢の丹後_d0075225_1452770.jpg

                               Sさん

4時30分にスタートして七竜峠に向かって登って行きます。
例年ならばここは頑張って流れの早いペースに何とかついて行くのですが
今回はマイペースで登って行きました。
当然、どんどんと抜かれていきました。

七竜峠からの下りも飛ばさずにマラニックペースで下って行きました。
それでも10キロ過ぎの夕日ヶ浦温泉を通過した時には結構バテ気味でした。
ここまで70分、それでもそんなに悪いペースじゃあないと思っていました。

ところが20キロを過ぎて久美浜に着いた時には走り続けているのが辛くなって
きました。すると少しの登り道でも歩くようになってしまいました。
今までにはなかった事です。
割り切って走ったり歩いたりして残された力を継続することにしました。
その代わりエイドではほとんど立ち止まらないようにしました。
すると割合と疲れずに進むことが出来ました。

自分なりには
「まあ、こんなペースでは完走は出来ないだろうが、半分まで行けるか
もしくはうまく行けば56キロの弥栄庁舎まで行けるか、ダメでもそれまで
に止められるか、まあ行ける所まで頑張ろう」と思っていました。

そして、30キロのエイドに着いた時です。
「お疲れ様でした」とスタッフの人が声をかけてきました。
「?」
「制限時間が過ぎました」
「え~」
正直最初は訳がわかりませんでしたが、すでにスタートから4時間1分が過ぎて
しまっていました。しかも数10秒です。
今までここの関門なんてまったく意識した事がなかったのでまったく気にして
なかったのです。
関門を知っていればもう少しペースアップしたのに・・・。

エイドに着くとぎりぎり間に合ったランナーが休んでいました。
「間に合った人も10分後には再スタートして下さいよ」
という声をむなしく聞きながらゼッケンを外しチップを返却しました。
「リタイヤの人はここからバスに乗って下さい」
と言っていたのですが、泊まっている所がここから3キロほど先の夕日ヶ浦温泉
だったのでスタッフにことわって歩いて行くことにしました。
何しろ全然元気ですから・・・。

最初は歩いていたのですが途中からゆっくりと走って行くと
「最後尾」と掲げた車が最終ランナーについていました。
段々とその最終ランナーに近づいて行きやがて抜きました。
何しろ元気ですから・・・。
悪夢の丹後_d0075225_15413081.jpg



ゼッケンとチップを外すと気持ちが軽くなったのかどんどんと走る事が出来るように
なりました。(まあゴールは3キロ先ですけれど)

そのあとは10人以上は追い抜いたと思います。
やがて夕日ヶ浦温泉に着いたのですがそのまま宿には帰らずに七竜峠の登り口まで
走って今回のゴールとしました。
スタートしてから34キロ、まだまだ余裕はありました。
しかし、もう走ることは出来ません。

まったく情けない事ですがしかたがないです。
一番の原因は全然練習をせずに参加した事が悪いのです。
100キロマラソンはそんなに甘くないという事を改めて思い知らされました。
by szsato | 2011-09-25 15:41 | 大会
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